HAL® 2850
PWMバスを備えたリニア・ホールセンサ
概要
新しい設計をご検討の場合はお問い合わせください。
HAL 2850 はミクロナスのvarioHAL (HAL 28xy) 製品ファミリの、プログラム可能なリニア・ホールセンサです。
厳しい環境でも高速データ転送を実現する、スルー・レート制御を備えたデジタルPWM 出力を備えています。PWM 信号は、通常マイクロコントローラの矩形波信号のデューティ・サイクルを測定するタイマ/キャプチャ・ユニットによりデコードされます。
12-bit 解像度で最大 2 kHz の PWM 周波数で使用することができます。PWM 周波数は 30 Hz ~2 kHz でプログラム可能です。プログラム可能なスルー・レート付きオープン・ドレイ出力がシステム全体の EMI 特性を向上させます。
HAL 2850 は、電流スピニング・オフセット補正を備えたホールプレートと、感度とオフセットの温度補正に使用される、高精度温度センサを備えています。
デジタル信号処理のため、アナログ・オフセット、温度シフト、機械的ストレスはセンサ精度を劣化させません。
主要な特性である磁界強度範囲、感度、オフセット、出力極性、クランピング・レベル、PWM 周波数、そして感度やオフセットの温度係数などは、不揮発性メモリでプログラムできるため、磁気回路の調整が容易にできます。
HAL 2850 は、超小型リード・パッケージ TO-92UT で提供されます。
ブロック図 – システム・アーキテクチャ
HAL 2850 は、自動車向けサブミクロン CMOS テクノロジを使用しています。
HAL 2850 は、電流スピニングオフセット補正を備え、温度補正されたホールプレート、A/D コンバータ、温度センサ用 A/D コンバータ、デジタル信号処理、(RISC プロセッサ)、デジタル PWM インタフェース、冗長性とロック機能を持つ EEPROM、PWM 出力コンフィギュレーション、そしてすべてのピンに対する保護回路を内蔵しています。
HAL 2850 は、BiPhase-M によりプログラムします。新たにプログラミング・ピンを追加する必要がありません。プログラムは出力ピンを介して行われます。