CUR 40xy
マルチ・ホールアレイを内蔵した高精度電流センサ
CUR 4000は、ハイブリッド車や電動車 (xEV) の高電圧バッテリ監視向けのガルバニック絶縁対応直流/交流電流測定を、非接触で行います。
マルチ・ホールアレイを内蔵し、線形あるいは差動磁界センシングを非接触で高精度に、最大2000Aの電流範囲で測定します。
CUR 4000は、線形コア・ベースあるいは差動コアレスで使用可能です。線形コア・ベースでは、6つのホールアレイを使用し、磁場コンセントレータと組み合わせることにより高感度で電流を測定します。差動モードでは、コアレスでシールドを用いることなく外乱磁場に強いシステム設計が可能です。
マルチ・ホールアレイ全体の出力オフセット温度ドリフトは、±0.05%FS未満です。さらに、ヒステリシスのない出力信号を提供します。 ±0.2%FSの非線形誤差と±0.005%FSのノイズ特性により、最大8kHzの信号帯域幅で高精度な電流測定が可能です。
CUR 4000はマイクロコントローラとの直接接続とセンサ・プログラミングができるSPIインターフェースを備えています。
センサは、ISO 26262のSEooC (Safety Element out of Context) に準拠して開発されていてASIL-B ready に対応しています。
磁気回路の持つゲイン、 オフセットなどは、不揮発性メモリへプログラミングをすることで調整可能です。デバイスはAEC-Q100-Rev-Hにより評価され、車載向けに周囲温度 -40 ℃~150 ℃で動作するように設計されています。CUR 4000はSOIC8 SMD小型パッケージで提供されます。