TDKミクロナスのホールセンサ、累計出荷個数が40億個を超える
- TDK-Micronasは、CMOSテクノロジで製造されているホールセンサのパイオニアで、自動車ならびに産業機器向けでは、世界最大級のホール・センサ・サプライヤです。
- TDK-Micronasは、位置、角度、スピード、トルク、圧力、電流計測用に高品質のホールセンサを提供しています。
2017年4月26日
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、本日、TDKの子会社でドイツのフライブルクに本社のあるTDK-Micronas(以下、TDKミクロナス)が、ホールセンサの累計出荷個数が40億個を超えたことを発表します。
ホールセンサは、自動車ならびに産業機器向けに非接触のセンシングを実現するセンサ・デバイスです。特に二酸化炭素排出削減、自動運転、電気自動車など、昨今の自動車市場の要求に最適なセンサ・テクノロジを提供します。こういった増え続けているニーズに対して、磁気センサは重要な役割を果たしますが、その中でも、特にホールセンサが必要とされています。
TDKミクロナスの営業担当副社長であるベンハルト・ブーバーは次のようにコメントしています。
「CMOSテクノロジでの何十年にもおよぶ経験を持つミクロナス・ブランドのホールセンサは大変優れた設計であり、また、自社での一貫生産を行っています。結果、市場の要求に応える高品質のホールセンサを提供が可能です今後も自動車業界の厳しい要求に応える革新的なソリューションを提供し続けていきます。」
TDKミクロナスは、スイッチ、リニア、ダイレクト・アングルと、さまざまなアプリケーション向けに幅広い製品を提供しています。自動車業界では量産時の費用効率と『0 ppm』の高品質が重要です。ミクロナスのホールセンサは、高い磁気特性、ESD/EMC耐圧特性、安全性機能を、シングル・モールド・パッケージに統合して提供するため、コストを削減が可能です。
TDKミクロナスは、顧客の要求を反映した設計から製造、ロジスティクス、優れたテクニカル・サポートを提供する、信頼のパートナーです。TDKの磁性技術の専門性や豊富な実績も合わせて、さらに革新的なセンサ・テクノロジと製品、システム・ソリューションを開発していきます。
用語集
ホール効果:ホールセンサは、その現象の発見者であるEdwin Hallの名前にちなんで名づけられたホール効果をベースにしています。TDKミクロナスのホールセンサは、CMOSモノシリック集積回路で、信号処理、評価計算、消費電力管理、ネットワーク・インターフェース回路を備えています。特に角度、位置、スピード、電流計測に使用されます。TDKミクロナスはリニア・ホールセンサのリーディング・カンパニーで、自動車、産業機器向けに幅広い製品ポートフォリオを提供しています。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、センサおよびセンサシステム、電源です。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。さらに、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等も提供しています。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディング・カンパニーを目指しビジネスを展開しています。
2016年3月期の売上は約1兆1500億円で、従業員総数は全世界で約92,000人です。
本文および関連する画像は www.micronas.tdk.com/de/pressreleasesからダウンロードできます。
製品の詳細情報は https://www.micronas.tdk.com/en/products で参照できます。
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