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ミクロナス、キャパシタ内蔵、多次元計測センサ・ソリューション発表

- Trade News | PR1610

自動車向け、高精度を実現するEMC耐性向けキャパシタを内蔵した、HAC37xyダイレクト・アングル・センサ

フライブルク発 4月26日
ホールセンサの信頼のパートナーであるミクロナス(TDKグループ・カンパニー)は、キャパシタを内蔵した HAC37xy を発表しました。同センサは、自動車、産業機器向けに、多次元磁気計測を実現します。 HAC37xy は、ミクロナスの 3DHAL テクノロジを使用した、直線移動あるいは回転角計測に最適な HAL37xy センサに、100 nF までのキャパシタが2個内蔵され、新しく開発された TO92UF パッケージで提供されます。 HAC37xy は、5mm程度の棒磁石を用いることで、360°の回転角計測または40mmまでの直線計測を行います。同時に、8kVまでのESD耐圧を持ち、より厳しくなるBCIの要求も満たしています。
ミクロナス・ジャパンは、5月25日からパシフィコ横浜で開催される、「人とくるまのテクノロジー展2016横浜」ブース番号207にて、HAC37xy を展示します。

37xy 製品ファミリにHACシリーズ加わることによりミクロナスは、すでに実績のあるHAL37xy、2つのダイを統合し冗長性を持つHAR37xy、そしてキャパシタを内蔵したHAC37xy と、3種類のダイレクト・アングル・センサを提供することになります。HALならびにHAR37xyは、SOIC8 SMDパッケージで提供されます。TO92UFパッケージで提供されるHAC 37xy は、リード・フレームを溶接あるいは半田付けすることができます。そのためプリント基板を用意する必要がなく、システムの小型化とコスト削減を実現することが可能です。さらに、システム全体の長期にわたる信頼性を劇的に改善します。

HAC37xy製品ファミリは、ピクセル・セルと呼ばれるホール素子を使用しています。水平方向のBZ軸、垂直方向のBX、BY軸のホール素子から構成されています。ピクセルは、3方向のベクトルを一点で計測します。センサ表面に対して水平方向に位置する磁界は、垂直方向のホール素子により検知されます。一方、センサに垂直方向の磁界は、水平方向のホール素子により検知されます。水平あるいは垂直方向の磁界の相関関係は、角度計測の精度の鍵となります。ミクロナスの3D HALテクノロジにより、HAC37xyは、コストを抑えた、高精度で、温度に左右されない位置検出を実現します。さらに、ターボ・チャージャ、EGR、スロットル・バルブなど、プリント基板を必要としない自動車向けモジュールに最適です。また、EMC耐性だけではなく、システムの信頼性をも向上します。
 

HAC37xyは、レシオメトリックなアナログ出力(HAC372x)や、SAEJ2716準拠のSENTプロトコルやPWMによるデジタル出力(HAC373x)など、さまざまな出力フォーマットを備え、高い柔軟性を提供しています。

サンプル出荷は2016年5月、量産開始は2017年初期を予定しています。 

 

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ミクロナスについて
ミクロナスは、TDKのグループ会社であり、ホールセンサの開発、設計、製造を担うセンサの専業会社です。世界各地の主要なカー・エレクトロニクス・メーカーへセンサ製品を提供しています。これまで多くのお客様に対し、価値ある製品とソリューションを提供し続けてきました。持ち株会社はチューリヒ(スイス)、事業本部はフライブルク(ドイツ)にあります。従業員数はグループ全体で約900 人です。会社概要と製品の詳細についてはwww.micronas.tdk.com で紹介しています。

問い合わせ先
ミクロナス・ジャパン株式会社 マーケティング・セールス
電話:03-5464-1620 e-mail: Sales.Japan@micronas.com 
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-12-15             日本薬学会長井記念館

 

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