ミクロナス、小型電気モーター駆動向けに 柔軟性の高いワンチップ・コントローラ新製品ファミリを発表

小型フットプリントで、高度に統合された効率の高いソリューションで、ブラシ付き、ブラシレス・モーター、あるいはステッパ・モーター向けに高い柔軟性を提供

フライブルク発2014年11月4日
自動車ならびに産業機器向けに革新的なセンサ・ベースのソリューションを提供するミクロナス（SIXスイス証券取引所上場、MASN）は、本日、小型電気モーター向け次世代コントローラ・ソリューションを提供するコントローラ製品ファミリを発表しました。 同製品ファミリは、ミックスド・シグナル・ハイボルテージCMOSテクノロジを採用しています。

この新しい製品ファミリは、モーターとサーボの小型化を実現します。また、外部のMOSFETによるドライバなしにモーターの巻線に直結するよう設計されていて、さらに外部の定電圧レギュレータを使用することなく12Vに直結することが可能です。内部のLINトランシーバによりLINバスに直結することも可能です。同製品ファミリは、ARM Coretex-M3コアを採用していて、高いプロセッシング能力と短い割り込み遅延時間を実現し、モーターのトルク・サイズ比率を最適化する複雑な転流制御を可能にします。

この革新的な製品ファミリは、小型駆動モーターに独自の柔軟性を提供します。内蔵パワー・ブリッジをブラシ付き、ブラシレス、あるいはステッパ・モーターを駆動するためにプログラムすることができます。これにより、一つのデバイスで、ブラシ付きDCモーターあるいはステッパ・モーターからブラシレス・DCモーターへ変更する場合でも、ソフトウェアの資産を使用することが出来るため、顧客はシステム全体のコストを削減することが可能です。業界標準コアと最先端開発ツールに加え、ミクロナスの提供するデモ用ソフトウェアとわかりやすいアプリケーション・ノートにより、顧客のソフトウェア開発の効率を上げ、開発期間を短縮させることができます。

ミクロナスのオートモーティブ担当副社長であるDirk Behrensは次のようにコメントしています。
「新しいコントローラ製品ファミリは、効率よく、小型に、そしてコストを抑えたモーター・システム設計を顧客に提供する、というミクロナスの指針の一ステップです。車に搭載される電子モーター数は増え続け、顧客は電子制御により関心を集めています。ミクロナスのデバイスは、さまざまな電子モーター制御や小さいスペースでの使用、そしてシステム全体の重量削減を実現し、燃料の低消費化や排気ガスの低減に導きます。」

新しいコントローラ製品ファミリは、空調機器のフラップや、ローラー式シャッター、ポンプ（例えば排水ポンプ）、冷却ファン（例えばLED冷却ファン）、ベンディング・ヘッドライトのアクチュエータなど、インテリジェントなアクチュエータに最適です。

本製品ファミリの最初の製品は2015年上半期に発表されます。ミクロナスは、本製品に関する情報を11月11日（火）～14日（金）、ミュンヘンで開催されるElectronica（ホールA6 、ブース番号：213）にてご案内します。