独ミクロナス、業界初、ISO26262準拠の低消費電力の超小型ホール・スイッチを発表
自動車業界において実績のあるミクロナス、HAL5xyの後継品、新型ホール・スイッチHAL15xyを超小型SOT23パッケージで提供
フライブルク発 2014年 5月 5日
自動車ならびに産業機器向けに、革新的なセンサ・ベースのシステム・ソリューションを提供するミクロナス(SIXスイス証券取引所上場、MASN)は5日、新製品HAL15xyホール・スイッチを発表しました。本センサは特に自動車の広範なアプリケーションに対応し、–40 °C~150 °Cの周囲温度で動作します。
HAL15xyはさまざまな温度補正された安定したスイッチング・ポイントを選択することができ、短絡保護された3ワイヤ・オープン・ドレイン出力、あるいは2ワイヤ電流出力を備えています。ミクロナスの事業本部のある独フライブルク市で、CMOSテクノロジを使用して自社一貫製造されているため、高品質と高い柔軟性を提供します。ミクロナスは自動車業界向けに1993年に初めてホール・スイッチを出荷して以来、15億個を超えるスイッチを提供していて、そのアプリケーションは多様です。
今日の自動車において、機能やプロセスのモニタリングに関連する安全性は、小型部品に対しても重要な課題です。ミクロナスのHAL15xyはこの拡張された機能安全性にも対応します。市場初のASIL A に対応するこのホール・スイッチは、ISO26262標準のシングル・ポイント・フォルト・メトリックが60%を上回ります。
HAL15xyは超低消費電力で、通常電流1.6 mA、最大2 mAで動作し、低電力への要求を満たします。電源電圧最小2.7 Vで動作し、ミクロナスの自動車向け製品ポートフォリオでは最も電力を消費しません。電源電圧は最大で24Vで動作し過大電圧40Vまで保護され、8 kVの高いESD耐圧を備えています。
さらに、新しい自己診断機能を備え、ASIL A、Bはもちろん、それ以上のクラスのアプリケーションにも使用することができます。また、独自の電源立ち上げ時の自己診断も備え、厳しい安全への要求にも応えます。センサの信号処理パスの機能テストや出力を動作前に診断を行うかどうかを選択出来ます。
HAL 15xyは自動車のどのモジュールにもデザインしやすい超小型SOT23 JEDECパッケージで提供されます。
製品に関する詳細な情報やサンプルについてはミクロナスのセールス・オフィス、あるいは販売代理店にお問い合わせください。