ミクロナス、診断機能付きエントリ・レベルのセンサ・ソリューションを発表
自動車/産業機器向けに、小型でコスト・パフォーマンスが高く、 レシオメトリックなアナログ出力を行う、 ストローク、回転角ならびに距離計測のためのHAL 1860 を提供
フライブルク発 10 月6日
ホールセンサの信頼のパートナーであるミクロナス(TDKグループ・カンパニー)は、小型かつ堅牢で、コスト・パフォーマンスが高い出力信号監視機能を装えた、HAL1860を発表しました。出力信号のプログラム可能なクランピング・レベルにより、過大/過小電圧、シグナル・パスのアンダー/オーバーフロー、過大電流など、さまざまな故障を示すエラー信号機能を実現します。1ピン・プログラミング・インターフェースは、出力ピンを通して複数のデバイスを同時にプログラムします。磁界範囲、感度、オフセットや温度係数など、不揮発性メモリ内にプログラム可能です。
ミクロナスのプロダクト・マーケティング・マネージャである、Matthieu Rezéは、次のようにコメントしています。
「新しいHAL 1860 センサは、小型でありながらさまざまな保護機能を備えているため、スペースの制限や厳しい環境で用いるアプリケーションに最適なセンサと言えます。シグナル・インティグリティを向上させる診断機能やクランピング出力は、通常ハイエンド向けのものにしかありませんでした。さらに同センサは、生産工程の最終段階でプログラムできるプログラミング・インターフェースにより、顧客の生産ラインのパフォーマンスを最適化します。実際に使用すれば、より利点を発見することができます。」
前述の利点により、HAL1860は、デュアル・クラッチ・オートミッションのギア位置検出や、産業機器やレクリエーション向け車両などのステアリング・トルク・センサなど、厳しい環境で使用されるアプリケーションでの90°未満の角度計測あるいは数mmの直線移動計測に最適なシステム・ソリューションを提供します。
HAL 1860は、AEC-Q100による品質評価を行っており、3ピン、TO92-UA、鉛フリー、錫メッキさ
れたリード・フレームで提供されます。リードのピン間が1.27 mm のもの、あるいはピン間が2.54 mm のものを用意しています。これは溶接向けなどピン間を広くとる必要がある場合に有効です。
サンプルは既に出荷中で、量産開始は2017年初頭を予定しています。
HAL1860 は、11月8日~11日、ミュンヘンにて開催される、「Electronica exhibition」(ホールA6、ブース番号219)にて展示します。
ミクロナスについて
ミクロナスは、TDKのグループ会社であり、ホールセンサの開発、設計、製造を担うセンサの専業メーカーです。世界各地の主要なカー・エレクトロニクス・メーカーへセンサ製品を提供しています。これまで多くのお客様に対し、価値ある製品とソリューションを提供し続けてきました。持ち株会社はチューリッヒ(スイス)、事業本部はフライブルク(ドイツ)にあります。従業員数はグループ全体で約900 人です。会社概要と製品の詳細についてはwww.micronas.tdk.com で紹介しています。
問い合わせ先
ミクロナス・ジャパン株式会社 マーケティング・セールス
電話:03-5464-1620
e-mail: Sales.Japan@micronas.com
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日本薬学会長井記念館